【2024年6月27日 米国アトランタ】
パロマ・リームグループの米リーム(Rheem)は本日、サステナビリティ年次報告書を発表しました。今回の報告書ではリームのグローバルな取り組みである「A Greater Degree of Good™」における進展を詳しく説明しています。
リームのシニアバイスプレジデント兼サステナビリティ戦略担当のチー・ウィー・ガンは次のようにコメントしています。「当社は、より卓越した企業になることにコミットしております。また、私たちだけでなく、業界全体を巻き込んで、その目的に向かって邁進してきたと自負しています。環境課題への取り組みは今後も当社のあらゆる活動の指針となります。」
主な取り組みは以下のとおりです。
温室効果ガス排出削減に向けた取り組み
リームは、温室効果ガス(GHG)排出削減を可能とする冷暖房、給湯機器の導入に向けて大きく前進しています。2023年時点で、過去4年間にわたる高効率製品の販売を通じて3,195万トンのCO2排出を削減しました。
2023年には材料調達から製造、廃棄までの環境負荷を評価したほか、ヒートポンプ給湯器の環境負荷に関するデータ収集を実施しました。また、米国エネルギー省の「寒冷地ヒートポンプ技術チャレンジ」の課題クリア、持続可能なパッケージングを推進するタスクフォースの設立、ENERGY STAR®との提携を通じた、エネルギー効率の高い製品の普及に注力しました。
責任ある製造プロセス
リームでは、全製造拠点での「廃棄物埋め立てゼロ(ZWTL)」を目指し、責任ある製造プロセスを推進しています。
- 北米のリーム工場では、2022年中頃にエネルギー管理プログラムを導入、720トンのCO2排出削減を達成しました。
- 世界各地の拠点で圧縮空気漏れの検出、ソーラーパネルの設置、システムのアップグレード、エネルギー効率の向上など、個別ニーズに応じた取り組みを実施しました。
- 2023年末までにリームの製造拠点の76%がZWTLの基準を達成しました。
パートナー企業の研修
リームでは、パートナー企業を対象とした研修を通じて環境への影響を改善する取り組みを進めています。2025年までの目標であった25万人の配管工、施工業者、インフルエンサーに対し、サステナビリティ・トレーニングを実施するという目標を2022年に達成しました。2023年にはさらに17万人以上がトレーニングを受講、その数は2022年から55%増えました。
また、2023年には、オランダ・ユトレヒトと米国アーカンソー州フォートスミスに新たなイノベーションラーニングセンター(ILC)を開設し、グローバルILC施設数は24ヶ所に拡大しました。さらに、グローバル従業員向けには、サステナビリティ・トレーニングのEラーニングコースを開発しました。2019年に本プログラムを開始して以来、リームは、北米および世界各地で環境に焦点を当てたさまざまなプログラムとソリューションを導入しています。
「A Greater Degree of Good™」の取り組みについては、当社のサステナビリティ年次報告書をご覧ください。
リームについて
リーム・マニュファクチャリング(リーム)は1925年に設立、家庭・商業施設向けに省エネで持続可能なエネルギー・ソリューションを提供するグローバル企業です。給湯、冷暖房(空調)、ガスやヒートポンプ型の給湯、プール&スパの暖房、商業用冷蔵の製造販売を手掛けており、世界80ヶ国以上に製品を供給しています。主に家庭用、小規模商業用市場に強みを持っています。北米で展開する製品のブランド力は高く、その製品は先進性とエネルギー効率の高さで知られています。現在、Rheem®、Ruud®、Friedrich®、Raypak®、Sure Comfort®、WeatherKing®、Eemax®、Richmond®、IBC™、Intergas®、Splendid®、Solahart®、EverHot®、MHG™といった製品ブランドを展開しています。また、Russell®、Witt®、ColdZone®、Kramer® はHeat Transfer Products Group(HTPG®)部門の一部として展開しています。
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